ピラティスって何?ー初心者のための基本ガイド

2025.11.28

ピラティスって何?初心者のための基本ガイド

「ピラティスって聞いたことあるけど、実際にどんなものかよくわからない……」
そんなふうに思っている人も多いのではないでしょうか?

最近ではジムやスタジオのクラスでもよく見かけるようになったピラティスですが、実はその歴史は意外と古く、1920年代にドイツ人のジョセフ・ピラティスによって考案されたエクササイズなんです。

もともとはリハビリを目的として開発されたもので、身体の深層部にある筋肉、いわゆるインナーマッスルを強く使って「鍛える」のではなく、正しく「コントロール」することに重点を置いています。
ピラティスでは、必要なときに必要なだけ筋肉が働くよう、身体全体のバランスと協調性を整えていくのです。


<呼吸と中心の安定を意識する>

ピラティスの特徴は、激しい動きや大量の汗をかくような運動ではなく、呼吸と動きを連動させながら、ゆっくりと体を整えていく点にあります。
だからこそ、運動が苦手な人や体力に自信がない人でも始めやすいのが魅力です。

特に、姿勢の改善や腰痛・肩こりの予防、さらには自律神経の調整やストレス解消にも効果があると言われていて、男女問わず幅広い年齢層に人気があります。

初心者がピラティスを始めるときにまず意識したいのは、「呼吸」と「中心の安定」です。
一般的には“胸式呼吸”と説明されますが、実際には横隔膜を中心に、腹部・胸部・背部へと立体的に広がる3D呼吸を行います。

息を吸うときに肋骨が外側にも後ろにもふくらみ、吐くときに自然に内側へ戻っていく——この呼吸の循環によって、体の内側が柔軟に反応し、結果として体幹が整っていきます。


<体幹とは「硬さ」ではなく「反応性」>

ここで言う“体幹”とは、筋肉を鍛えて固めることではありません。

人の呼吸は姿勢によって自然に変化します。
たとえば、背中を丸めると腹式呼吸が優位になり、背筋を反らすと胸式呼吸が強くなります。
そして、まっすぐに立ったときには、腹部・胸部・背部へと均等に広がる3D呼吸がしやすくなります。

つまり、体幹はその時々の呼吸に最適な形をつくるように、硬さではなく「反応性」によって安定を生み出しているのです。
ピラティスではこの呼吸法をマスターすることで、動きの中で体幹を安定させることができ、より効果的にエクササイズを行うことができます。


<マットとマシン、それぞれの良さ>

ピラティスには、マットを使った「マットピラティス」と、専用の器具を使う「マシンピラティス」があります。
一見するとマットの方が手軽に始められそうですが、実は初心者ほどマシンピラティスから始めるのがおすすめです。

マシンにはスプリングがついており、その重さを調整することで動きをサポートできます。
ここでのスプリングは「負荷」ではなく「誘導」です。
スプリングの抵抗によって動きの方向が導かれ、身体が自然に正しいフォームを学んでいく仕組みになっています。
そのサポートは、まるで「動きの先生」のように、どこをどう使っているのかを身体に教えてくれる存在です。

一方で、マットピラティスには“自分の体そのものを使って整える”という、より本質的な良さがあります。
自重をコントロールしながら動くことで、体の内側から支える力や重力とのバランス感覚が磨かれていきます。
また、場所や道具を選ばず行えるため、生活の中に自然に取り入れやすいのも大きな魅力です。

最終的には、日常生活の中でスプリングやバネをつけて歩くわけにはいきません。
人間の体は本来、自重環境の中で安定と自由を見出すようにできています。
ですから、「どちらが正しい」ということではなく、
マシンで感覚を学び、マットで自立していく——そして時々マシンに戻る。
この往復(ループ)こそが、体を深く理解し続けるための理想的なサイクルです。

そして、Bncではセラバンドやハーフポールなどを用いて、マット環境でもマシンのように「抵抗」と「サポート」を同時に与える独自の指導法を採用しています。
スプリングの代わりに自重と弾性のバランスを利用することで、マシンが外から支える感覚を、自分の内側から生み出すように体を導きます。
その結果、動きの精度や体幹のつながりは、マシンと同等以上に自然で深いものになります。


<正しいフォームと継続が大切>

基本的な感覚がつかめてきたら、スタジオや自宅でマットを使ったエクササイズを取り入れると良いでしょう。
YouTubeなどにも短時間の動画が多くあるので、レッスンで学んだ呼吸や姿勢の意識を保ちながら、10分ほどのセッションから試してみるのがおすすめです。

ピラティスでは「正しいフォーム」がとても大切です。
自己流で続けてしまうと、効果が出にくいだけでなく、逆に体を痛めてしまうこともあります。

最初はインストラクターの指導を受けながら、自分の体の動きや呼吸のパターンを観察し、感じ取ることを大切にしてみてください。
最近ではオンラインレッスンも充実しており、スタジオに通うのが難しい人でも自宅でプロのサポートを受けることができます。


<ピラティスは「体・心・呼吸」をつなぐ時間>

このように、ピラティスは身体の感覚を通して、心と呼吸と動きのつながりを取り戻すエクササイズです。
無理なく続けられるからこそ、運動習慣を身につけたい人や、日々の生活にリフレッシュの時間を取り入れたい人にもぴったり。

まずは気軽に始めてみて、自分の体と向き合う時間を楽しんでみてください。

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